最終確認日:2026年11月2日
処理を続けることと、画面をオンに保つこと
ダウンロード、レンダリング、バックアップ、ビルド、AIコーディングエージェントでは、システムが起動状態のままである必要があり、画面は消えてもかまいません。プレゼンテーション、ダッシュボード、レシピ、楽譜、読書では、画面がオンである必要があり、パソコンはどのみち使用中です。
ブラウザーのウェイクロックが対象とするのは画面だけです[1]。後者には最適ですが、前者を保証するものではありません。
長時間の処理のためのチェックリスト
- ノートパソコンを電源につなぎます。スリープやバッテリーのルールの多くは、バッテリー駆動時のほうが厳しくなっています。
- 処理の間、システムのスリープを防ぎます。Macでは処理をcaffeinate経由で実行します。たとえばコマンドの前に
caffeinate -iを付けるか、プロセスIDを指定してcaffeinate -wを使います[2]。Windowsでは、PowerToys Awakeを時間指定で使うか[3]、電源接続時の「次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする」を長くします[4]。 - ふたは開けたままにするか、Macでは電源、外部ディスプレイ、キーボード、マウスを接続してクラムシェルモードを使います[5]。
- 何かが実際にシステムを起動状態に保っているかを確認します。Windowsでは
powercfg /requestsを使います[6]。 - 終わったら通常の設定に戻すか、終了時刻があらかじめ決まっている方法を使います。
Macのターミナルで実行するエージェントやビルドは、caffeinate -i <command>として起動するだけで済みます。コマンドの実行中はずっと、Macが起動状態のままになります。
画面をオンにしておく作業のためのチェックリスト
- プレゼンテーションとスライドショー:プレゼンテーションアプリはスライドショーモード中に画面をオンに保つことがよくあります。Windowsでは
powercfg /requestsで確認できます。お使いのアプリがそうでない場合は、表示したウィンドウで画面スリープ防止ツールを開始するか、その間だけスクリーンセーバーを無効にします(Windows)。 - ダッシュボードとデジタルサイネージ:ブラウザー版ツールを専用のウィンドウで使い、デバイスは電源につなぎます。常設の表示なら、電源設定をそれに合わせて変更します。
- レシピ、楽譜、オンライン授業、読書:スマートフォン、タブレット、ノートパソコンでブラウザー版ツールを使い、画面が一晩中点いたままにならないよう自動停止を設定します。
- 2台目のモニター:点けておきたいモニターにタブを置き、そこで表示したままにします。接続した他のモニターの動作はシステムによって異なるため、頼る前に一度テストしてください。
ブラウザー内での長時間の作業
タブで実行中のアップロードやWebアプリも、パソコンがスリープすると止まります。ウェイクロックでタブを表示したままにし、上記のとおりシステムのスリープを防いでください。ブラウザーは電力を節約するためにバックグラウンドのタブを遅くすることがあるので、重要なタブは専用のウィンドウにしておきましょう。
それでもスリープしてしまう場合
画面やブラウザーの問題についてはトラブルシューティングガイドを、ツールより優先される可能性のあるシステム設定についてはWindowsとMacのガイドをご覧ください。
よくある質問
画面が消えてもダウンロードは続きますか?
はい、パソコンがスリープしない限り続きます。画面オフとスリープは別々のタイマーです。
AIエージェントやビルドのためにMacを一晩スリープさせないには?
電源につなぎ、ふたを開けたままにして、コマンドの前にcaffeinate -iを付けて処理を開始します。
出典
このページの作成時に参照した公式ドキュメントです。メニューや既定値はバージョンによって変わるため、お使いのバージョンの最新ドキュメントをご確認ください。
- Screen Wake Lock API — MDN Web Docs
- caffeinate (man page copy, unofficial) — SS64
- PowerToys Awake utility for Windows — Microsoft Learn
- How to adjust power and sleep settings in Windows — Microsoft Support
- Use your Mac notebook computer in closed-display mode — Apple Support
- Powercfg command-line options — Microsoft Learn